氷ノ山(ダート)〜三瓶山(温泉)ツーリング

2014/10/1710/19

とらひこ(ソロ)

10/17金曜、休暇が取れたのでキャンプツーリングに出かけることにした。加古川・姫路バイパスを経由し、播但道へ。神崎南ICで降りて県道8号を西へ向かった。

 秋の田舎道は爽快だ。峰山広域林道を通り抜けて砥峰高原に着いた。舗装化が進み、この林道に残されたダートはもうほんの僅かだ。

 ススキが黄金色になるには少々時期が早かった。まだ葉は青々としている。20分ほどススキ野原を散策しながら休憩。

再び県道を北上。十字路を抜けて志倉道谷林道へ。県道521号でもある。

人家が途切れたところから未舗装路に。ここには「通行不能」の看板が(不ではなく不と言うのがオツだ)。

一瞬「不熊」に見えるが「不能」である。(注意の字の上に、不能シールが貼ってあるのです。通行注意から1ステージ、ランクアップしたのですね。)

 

今夏の降雨のせいか、昨秋に走行した時よりゴロタ石が多くなったような気がする。後輪がヒットして良くバウンドする。

そういえば、タイヤの空気圧調整をしていなかった。そのせいでタイヤが跳ねるだけなのかもしれない(F120kg/m2R:160kg/m2)。

 北側の出口近くでキャタピラを履いた林業車両と出会うが、脇をすり抜けることができて、走行終了。

ちゃんと空気圧を落とし、いつも通りやまめ茶屋から氷ノ山林道に突入。この道を走るのも5回目くらいとなるので、ちょっと慣れて昨年よりペースが多少上がったかも。

段ヶ平のベンチで、ザックからコンビニ飯を取出して昼食。

氷ノ山林道入口のハチ北スキー場は広々と視界が開け気持ちいい。

スーパーストレートの前で停車すると、はるか眼下に棚田が。絶景かな。

瀞川林道を北に抜けたら、再びぐるりと戸倉峠に戻った。若狭氷ノ山スキー場まで登り、東因幡林道の入口へ来て見た。南京錠をかけたチェーンでがっちりロックされている。しかし、鎖のたるみを持ち上げると、バイクの通れるだけの隙間はできそうだ。

一方、扇ノ山側の入口へも行ってみたが、こちらも同様にがっちりチェーンと南京錠でロック。さらに、こちら側はゲートの脇の隙間も、チェーンのたるみもなく通り抜けは絶望的だった。

東因幡林道へ寄り道したので、遅くなってしまった。買い出しして、鳥取砂丘へ急ぐ。砂丘の脇にある柳茶屋のキャンプ場に着いたのは、もう薄暗くなり始めたころだった。テントを張ったら、砂丘を歩き、海辺に急ぐ。流木を探すためだ。キャンプの夜に焚火は欠かせない。

この柳茶屋のキャンプ場。私の気に入りのキャンプ場だ。眼前の道路を越せば、すぐに砂丘を散策できる絶好のロケーションであるのに、無料で使用できるのだ。水場もトイレ(きちんと清掃されている水洗)も完備である。まさにブラボー。

 10/18(土)朝、あえてR9は使わず、山中の道をつないで出雲地方を目指す。寒い。フリースの上にウインドブレーカーを羽織っていたが、寒くて我慢できず、合羽も着た。

 三徳山三佛寺(知る人ぞ知る驚愕の国宝です。必見!)、三朝温泉、蒜山高原を走り抜ける。

 田舎道を快走し、13時頃に三瓶山の麓まで来た。島根の雲南市は、鷹の爪団、戦闘隊長の吉田正義くんの故郷なのだった。

 美郷町の江の川のほとりにある「カヌーの里おおち」が今夜の宿。河原のフリーサイトなら300/泊。

バイクの乗り入れ可とのことだが、軽量なオフ車の乗り入れはできても、大型車は乗り入れない方がよさそう(砂でスタックの可能性大)。

 テントを張ったら、本日の目的地の千原温泉へ。南からの道は昨年夏より通行不可とのことなので、三瓶山から迂回することになるが、落葉が一面に敷き詰められた、目を疑う一車線の荒れた舗装林道。タイガーで来ていたなら、マジか!と叫ぶところだ。

 だが、セローだとどこでも不安なく進める。一軒宿の秘湯湯治場に到着。

 鄙びた雰囲気が抜群だ。(看板がなかったら完全に普通の民家である。ここは宿泊もできるらしい)

 ここの温泉は、31℃と湯温は低いが、湯船の底からポコポコと炭酸の泡とともに湯が沸いて出る効能抜群の知る人ぞ知る秘湯なのだ(美肌効果あり)。

 温度が低いので長湯をしてものぼせない。と言うより長く浸かってないと身体が温まらない。上級者向けの湯なのである。40分ほど湯に入っていた。

 その間、相客は30分後に入ってきたおじさん一人だけ。うーむ。秘湯感MAX

 昨日、鳥取砂丘会館で入浴しそびれたので、頭がかゆい。湯治場の例にもれず、ここも石鹸・シャンプー使用不可なのだが、湯に浸かるだけでとてもさっぱり。湯上りは爽快だ(だが湯が冷たいのでちょっと寒い)。

美郷町のA-coopで夕食を仕入れ、テントに帰り、焚火を起こす。

 

(注:湯船に浮かぶ泡は、私の屁ではありません。底から湧き出す炭酸のあぶくです。)

10/19(日)翌朝は、昨日よりさらに強い冷え込み。走れば、フリース、トレーナー、ウインドブレーカー、合羽と全部着込んでもまだ寒い。

それもそのはず、道路の上の気温表示は7℃を指し、国道に沿って流れる江の川の川面からは、川霧がモヤモヤと立ち上っている。水温より気温の方が低い!

三次から中国道に乗り、明石へ帰着。セローで高速を飛ばすと燃費が悪い。普段のツーリングなら満タンで250km以上走れるはずだが、回転上げすぎで、200kmでフュエルランプが点いた。(おしまい)

 

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